八王子祭り [Road to Future!]
今をさかのぼること、およそ1100年ほども前。3つの神社が建立されました。八幡神社と八雲神社、そして多賀神社。やがて時は流れ戦国の世に、八幡と八雲さんは1つの神社となり、八王子を守る東の八幡八雲神社、西の多賀神社として、幾年月が流れます。
江戸期にはそれぞれの神社で行われていたお祭りが、戦後1つとなり、市民の祭りとして定着する。8月初頭に開かれる祭りぞ、その祭り。
今年も、八王子祭りの開催だ!
さてぞ、さてさて、わが子は初めてのお祭り。
遠くで子供達がなにやら…
噛まれちゃってます。どうか健やか、伸びやかに。
山車の前面には、舞の方の姿が、よいやさ、よいやさ。ここは、わが子を近づけて、「無病息災、災厄あっちいけ」・・・あ、
泣いちゃったけれど、気にしない。行くよ、どんどん。狐さま。
御祭礼すら勇壮に。
じゃんじゃん、らっしゃい。大繁盛。首のタオルで、汗ぬぐえ~。
ってか、
国道20号(甲州街道)の横山町付近。片側2車線ずつの道路を封鎖し、歩道にはずらり夜店が並ぶ。御神輿、山車が通る合間に、アスファルトの上は人で埋められてゆく。
さすがに、ちょっと休憩、お腹も補充。それにしても、すごい人出だす。
それでは後半、始めましょうか。よござんすね?
「わっしょい、そらせ」と、甲州街道を行き交う御神輿、山車が次から次へと現れる。
それぞれの町の名の入った提灯掲げ、すれ違う瞬間、山車同士は暫し停車。あたかも対峙するかのごとく、挨拶を交わすかのごとく、止まった山車が再び動き出す。
それを眺める我が家や、沿道の人々。ふと歩道に目をやれば、熱気発散中の夜店の明かり。
きゅうりが、まるごと一本割り箸にささっている。浴びる水が、夜、明かりのもとではとても怪しげだ。しかし喚起される味のイメージ、きゅうりの食感は、きっと納涼の爽快感。わしの子供の頃には、見なかったな。
金魚、わた菓子、お面売り。お祭りの夜店と言えば、やはりこれらを思い浮かべる。そういえば、ひよこのお店はないのかな?黄色だけじゃなく、ピンクとか、合成着色、アニメな色々ありえないひよこ。子供の頃には、よく見かけたんだけど...おっと、またまた向こうから山車がやってきた。
おかめもいれば、ひょっとこも、
おかめ、ひょっとこ、いつ誰が始めた?この組み合わせ。始まりが、気にはなるけど、今宵はお祭り、
気にせず、幻燈眺めましょう。親父も担がれ、檄飛ばします。わっせいわっせい、眺める人も、担がれる人も、きっと神様も、すべてが混沌。一夜の宴(お祭りは3日間。あれ?一夜じゃないじゃん!気にしない、気にしない)。
ふとふと、抱いた胸元見やれば、
いつしか、わが子は眠っていたのでした。ふぅ、そろそろ現世へ戻りましょうかね。
抱っこ紐の中ですぴーすぴーしている、わが子の寝顔を眺めつつ、駅前まで歩いてくると、バスが走っていた。当たり前の光景だけれども、祭りの音が耳に残るなか、どこか安心もする日常風景。ああ、戻ってきた。
駐車場には、FIAT 500c 君が待ってくれていた。
今年の八王子祭りは、平成24年8月は3,4,5の3日間で催されました。
沿道には260の夜店が並び、のべ70万人の方々で賑わったそうです。(八王子祭り公式サイトより)
確かに、すんごい人出だった。
来年も行けるかな。わが子の手を引いているかな。
次回は山中湖へドライブ...か、不思議な FIAT 500c 君の、どちらかです (^^; 気の向くままに。
2012-11-13 08:09
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コメント(4)
歴史のあるお祭りなんですね(^o^)
なぜかきゅうりの屋台にものすごく惹かれる…^^;
by 下総弾正くま (2012-11-13 22:30)
由緒ある神社の歴史のあるお祭りなんですね。
東京あたりでもそんな伝統的なお祭りがあるという
ところが日本のいいところですね♪
キュウリの串刺しは、私も初めて見ました^^;
by Loby (2012-11-14 20:11)
下総弾正くまさん
コメントありがとうございます~
ですよね。1つ買って食べてみればよかった...歩道沿いに夜店が並んでいたのですが、子連れで歩くには厳しくて、写真だけにとどめてしまいました。
次は買ってみるかな。
by じみぃ (2012-11-15 12:18)
Lobyさん
コメントありがとうございます!
それぞれの神社は、八王子の東の鎮守・西の鎮守と呼ばれているそうです。市の中心にある鎮守様なので、市内各所ではそれぞれの鎮守様でお祭りが催されてますね。
そしてやはり、気になりますよね。きゅうり。どんな味なんでしょうね。
by じみぃ (2012-11-15 12:18)