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奥多摩探検記 2012-夏 (後) [ドライブ - 東京]

さて、にっぱら鍾乳洞最終編です。
といって、特に事件も起こりません。どんどんと見学コースを進んで行きましょう。三途の川とか名づけられた箇所を抜けると、なんだかちょっと暗い雰囲気。

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[ ダークネスな世界 ]


それもそのはず。そこは怖い名前がつけられた箇所がいっぱい。石が積みあがったような場所に、それぞれ死だの何だのを盛り込んだ、明るい気持ちには到底なれないような名前の案内板(看板)が設けられてるのだ。歩を進めるのも、段々と、もう帰ろうよと遅くなりがち。「まるであの世に向かうかのようだよね」

と、非常に DEATH で DAWN な気持ちになる径の先。ようやく一番高いところへとたどり着くと、そこには予想をはるかに超えた案内板が掲げられていた。少しかすれた、それはなんと「縁結び」。

ほへっ? え、えんむす、び?

今まで死という分かれの道を歩いていたつもりが、なんといつの間にやら縁結びなってしまってる!裏道だと思っていたそれが、いつしか表の道になっていたかのような…正も邪もない、それは物事の見方ひとつ、人の気持ちひとつで決まる顔。

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[ 洞内夜空 ]


そんな腑抜けた気持ちのまま、先へと進むでいると、小さな星空が見えてくる。洞窟内の天井に、小さな光がともっていた。そういう苔かなんかなのかしら。

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[ 苔 ]


岩には綺麗な苔が生えている。うん、やっぱ洞窟は不思議ワールド。
でも、そういえば鍾乳石は、あまりないかも、ここ。

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[ 鍾乳石的な感じ ]


さて半分を過ぎ、コースは折り返しの真っ最中。
高低さのあるところでは、金属製の階段も登場する。水で濡れていると、足元滑りやすいから、気をつけよう!

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[ 父ちゃん、滑らないでね ]


こちらの慎重な気持ちが伝わったのか、胸に抱いたわが子を見ると、心配そうに先を見つめていた。大丈夫、大丈夫。足元に気をつけながら、出口を目指す。

「もう少しで、終わりかな」

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入ってきたときの口から、外の世界へと復活。

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[ 元の世界だー ]


「ふぅ」
油断した私に、白い悪魔が襲い掛かる。

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[ け、結露が ]


上記画像はカメラのレンズが曇ったからですが、私のかけている眼鏡も全く同様。世界が白い霧で覆われていた(ように見えた)。不思議の世界旅行から、戻ってきたことを告げるような、自然の演出なのでした。

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[ 神社の木 ]


奥さんとわが子は、車のなかで休憩をする間、私はもう少しだけ周囲を散歩。駐車場の目の前にある神社へ。

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撮影&散策を終えて車へと戻ってみたら、

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狭い社内で、なんとか奥様はくつろがれていたのでした。
さてと、帰りますか。

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夏も、そろそろ終わりか。
(と、今頃記事にしているわたしなのでした)

次回は FIAT 500c 君の不思議な特性...の予定。
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奥多摩探検記 2012-夏 (中) [ドライブ - 東京]

…いかん。言い当てられてしまった… (^^;

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[ 奥多摩駅の交差点を曲がり ]


「どこに行くの?」
妻の言葉を聞き流しつつ、FIAT 500c 君は更に山間の道へと分け入ってゆく(というほど、極端な山道ではない。舗装もされてるし)。とっとっと、この先の区間、交互通行のようだ。

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[ って、バスが下ってくるの? ]


細い道を走ってると時々ある「ここに、バス来るん?」道。しかしここは交通整理もされてるし、安心安心。

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[ 現役なの? ]


トロッコの路線だろうか。くねりくねりと山道を上ってゆくと、やがて前方に案内板が現れ、そして最後の坂道を駆け上がり、駐車場へイン。

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[ 駐車場 ]


にっぱら鍾乳洞へ、ようこそ。

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[ 日原鍾乳洞 ]


その名は以前にも耳にしたことがあり、先に入った温泉の看板で目にしたものだから、迷わず立ち寄ってしまったのだ。

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[ 周囲の皆様 ]


橋を渡り、入り口へ近づいてみると、

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[ わかりにくいかも、霧発生中 ]


鍾乳洞入り口から漏れる冷気のせいか、うっすらと白くなっているではないですか。洞内の温度はと言えば

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[ 温湿度計 ]


摂氏10度、湿度95%となっているみたい。うむ、確かに霧発生も頷ける。では、早速入ってみましょう!

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[ Go!! ]


なんか、どきどきますよね、洞窟って。

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少し歩くと、洞内の経路図が掲げられていました。距離感がわからないものの、公開されているのは、そんなに広いエリアじゃないみたいですね。

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[ 洞内案内板 ]


とは言え、色々と見所もあるようです。まずは、こういった場所に欠かせない、あのお方のお名前!

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[ 弘法大師さんと学ぼう ]


空海さんのスタディもしくはレクチャールームです。置くには水琴窟もあって、なかなか心静かな雰囲気です。いいとこ、知ってんなぁ、弘法大師さん。

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さすがに観光化されてるので、歩道も整備されているわけですが、でもこの「ちょっとだけ人手の入った洞窟」ってのが、また乱歩の少年探偵小説の舞台を思い出させて、かなりわくわくするんです。足音や、水の滴る音。人だ、間違いなく、ここに人がいたんだっ…

あ、奥さんがいない。先へどんどん進んでいったみたいだ。滑らないよう、足元に気をつけながら、先を急ごう。ところで、こんな暗いところへやってきて、わが子は大丈夫かしら。ちょっと心配になり、抱っこ紐に入っているわが子を見ると、

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[ なぜか満面の笑み ]


なぜかきゃっきゃっと大喜び。別の意味で、大丈夫かわが子よ。あ、そうだ。奥様、奥様を追っかけてるんだった。滑らないよう慎重に歩きながら、「おーぃ、奥様ぁ。どこだー」先へと進むのでありました。

さて前々回の記事で、「汗かき対策として、着替えTシャツもばっちりだ」と自慢げに話していたわたしですが、実は「山に登る」、「歩く歩く」なので、きっと汗かきさんの自分は「汗だく!」と考えていたのです。しかし実際には「車でここまで上ってる」うえに、「洞窟内なので、むしろ涼しい」ため、着替えのTシャツを濡らすことがないのでした。考えてみれば、当たり前。ははは。

ということで、ただ今、出張中のホテルよりアップ中。
恐らくは、明日も更新できるはず!
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奥多摩探検記 2012-夏 (前) [ドライブ - 東京]

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[ 山道を抜け ]


国道411号を西へ。JR 青梅線・奥多摩駅の交差点にさしかかるちょっと手前、新氷川トンネルを抜けるや否や、U ターンするように旧道へと入る。FIAT 500c と我々一行。これはまだ夏の日の物語。「ちょっと時間もできたし」と、奥多摩にあるとある場所を目指したのでした。

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[ トンネルを抜けると ]


旧道の氷川トンネルを抜けると、そこに現れたのが、こちら。

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[ 奥多摩温泉・もえぎの湯 ]


奥多摩温泉の1つ「もえぎの湯」。まぁ、ありがちな夏の昼下がり。近所の温泉でまったりと。

あれ?温泉でまったり・・・タイトルに探検記ってあるじゃないか?
「そんなこと、ないない」
ははははは、ゆったりたっぷり~・・・と、このときは思っていたのでありました。

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[ もえぎの湯玄関 ]


駐車場から足湯の前を過ぎ、温泉入り口へ。

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[ 温泉マップ ]


入り口横に掲げられた地図を見ると、近所に何箇所も温泉があるようだ。というか、日本中そこらが温泉な気もするし、むしろ温泉の上に岩をかぶせて海水が入らないようにしたのが日本じゃないかとすら思っているのだが、しかしそれは日本のトップシークレットなので、ここでしか言えない話だ。先に進もう。

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[ 男湯 ]


入浴料を払い、奥へと進む。(上の画像が)男湯。

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[ 女湯 ]


こちらが女湯。レッツ脱衣所へ!



~~~~~~ ただいま、まったり入浴中~~~~~~
~~~~映像は、ご想像にお任せします~~~~
~~もしも我々のお見苦しい画像が、皆様の脳裏へ浮かびますようならば~~~
~大体リアルに、そんな感じっです~~
~~~~ざざーん~~~~
・・・チャポーン~~~~さて、そろそろあがるかな~


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[ ざっつ水分補給 ]


やっぱ、風呂上りには、水分補給。わが子も、ごくごく飲んどります。
そして大人たちは、2F食堂にて食事タイム。わが子には携帯ランチ。

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[ 2Fはお食事どころ&おみやげショップ ]


ゆったりとした時間が流れますな。
「じゃ、次の目的地へ行こうか」
「え?」
妻が私の言葉に驚きます。今日は温泉まったり作戦だったのでは・・・。
お土産をゲットし、疑問符の浮かぶ奥様とともに、再び玄関へと向かったのでありました。

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[ あんぜんちぇっく月間 ]


玄関で、何故か下駄箱のふたを開け閉めするわが子。見ていて「何で?」とも思うが、反面、何か分かる気もする。ぱったん、ぱったん、動く動く。さぁ、靴を履いて、外に出ようか。

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[ 熱い温泉Tシャツ ]


先ほど買った、熱い温泉Tシャツ(どどん)。実は汗かきな私。次なる作戦に備え、もしも着ているシャツがビチャビチャビチャになったら、これに着替えるべし、フフフ、
「ねぇ、次の目的地って、何?」
後部座席の妻からの問いかけに答えるように、私は FIAT 500c のツインエアエンジンを始動したのだった。ぷるるるーん。音、軽いなぁ、このエンジン。

次回: 内緒の目的地とはいったい? (答えは温泉入り口の地図に・・・あったかも)
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